台北ナンバーワンのパワースポットと称される「龍山寺(ロンシャンスー)」は、創建約270年にもなる台北で最も歴史のあるお寺です。
そして、あらゆる種類の神々が祀られているため、龍山寺を訪れれば様々なご利益を得られると言われております。
そのため、台北市民だけでなく海外からの観光客にも大人気で連日多くの参拝客で賑わっています。
基本情報
住所:台湾台北市萬華区台北市広州街211号
アクセス:MRT板南線「龍山寺」駅より徒歩約3分(地下改札口から北側のショッピングセンターを通ってエスカレーターで地上に出るとすぐ目の前に出ることができます。)
営業時間:6:00~22:00(年中無休)
入場料:無料
電話番号:+886 2 2302 5162
公式・関連サイト:http://www.lungshan.org.tw/
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圧巻の中国宮殿式廟宇建築
寺院全体が中国古来より伝わる宮殿様式である「中国宮殿式廟宇建築」が用いられております。正門から既にその堂々たる姿に目に惹きつけられます。
中を入っていくと、極鮮色で装飾が施された壁にガラス陶器が散りばめられ、とても鮮やかです。
そして本殿は躍動感溢れる龍柱「銅雕龍柱」や天井には龍が天に昇っていく様を表現した「中殿藻井」、美しく広がる蜘蛛の巣を表現した「三川藻井」など、映画に出てくるワンシーンに出てくるような精巧な造りとなっており、その美しさに圧倒されます。
あらゆる神様が集う寺院
台北はもちろんのこと、台湾全土でも有数のパワースポットで知られる龍山寺は、あらゆる種類の神様が祀られており、その数は19にもなります。
1つの場所にこれだけの神様が集う寺院は実に珍しいですが、堅苦しい宗教観に囚われず、ご利益があるものは何でも取り入れる台湾人の宗教観は何だかとても日本と似ていて親近感が湧きます。
正殿に祀られている主祀の観音菩薩ですが、その他にも道教の媽祖、関帝などの文武諸神も祀られています。
中でもご利益があると有名な神様は、縁結びの神様「月下老人」、学業の神様「文昌帝君」、商売繁盛の神様「關聖帝君」です。
筆者は少し欲張っていろんなお願い事をしてみたのですが、資格の勉強中ということもあり、文昌帝君に念入りにお参りをしました。
寺院の受付で文昌帝君にお参りをしたと言えば龍山寺のシャープペンとボールペンを頂けます。その効果もあってか4か月後の試験に無事合格しました。
参拝するには
台湾の参拝方法を日本とは少し異なります。
神様の前で線香を頭上に掲げながら参拝するのが台湾流です。
それから自分の名前・生年月日・住所などのプロフィールを紹介してから願い事をしっかり伝えましょう。
そして日本と同様、龍山寺でも数多くのお守りが売られておりますので、ぜひ記念にお土産として買っていきましょうお守りの種類によって金額は異なりますが、おおよそ35~70元といったところです。
他にも日本でもおなじみの占いやおみくじもあるので、ぜひチャレンジしてみて自分の運気を高めていきましょう。
おすすめ周辺観光スポット
龍山寺は台北市の万華区に位置します。
万華区には他にも、清朝時代の歴史的な建造物が軒を連ねる「剥皮寮」や雑貨、漢方薬、茶葉などの中国伝統の商品を多く扱う商店が密集した「万華」という商店街があります。
またすぐ近くの「華西街観光夜市」は、海鮮料理をはじめ、ヘビやスッポンなど物珍しい爬虫類料理を提供するレストランが軒を連ねております。
龍山寺は6時から22時まで営業しているため、日中は台北市内の有名な観光スポットを周り、夜に夜市で食事をして、最後に寺でお参りという旅行プランがおすすめです。
また早朝にお参りをしてから各観光スポットを巡るのも良いでしょう。
夜22:00まで営業
龍山寺は、台湾では日本で言う明治神宮や川崎大師に相当し、台湾の信仰の中心となる寺院です。
連日熱心な参拝客が訪れるため、寺院内は線香の煙でいっぱいになり、中が見えないほどです。
筆者が訪れたのは20時半くらいでしたが、それでも多くの参拝客がいました。台湾を旅行した際にはぜひとも訪れたいパワースポットです。
また龍山寺は夜22:00まで営業しているということもあり、短期旅行で時間がない方にもおすすめできます。
ただ、龍山寺では参拝客を狙ったスリ被害が度々報告されており、貴重品はしっかり管理しておきましょう。