宝くじの目玉である年末ジャンボ。
競馬で開催されるレースで最も注目を集める有馬記念。
年内最後の運試しをする場合、どちらを選択すると良いのでしょうか。
今回はそれぞれの配当金や当選確率、還元率などを考慮し、どちらがおすすめなのか解説していきます。
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年末ジャンボと有馬記念の売上
年末ジャンボと有馬記念の2017年~2013年までの5年間の売上は以下の通りです。
年末ジャンボ
- 2017年:約983億円
- 2016年:約1076億円
- 2015年:約1462億円
- 2014年:約1190億円
- 2013年:約1360億円
有馬記念
- 2017年:約451億円
- 2016年:約459億円
- 2015年:約426億円
- 2014年:約398億円
- 2013年:約361億円
5年間の年末ジャンボの売上の平均は1214億円。一方、有馬記念の5年間の売上の平均は419億円です。
年末ジャンボの方が有馬記念よりも3倍近くの売上を出しています。
ちなみに、有馬記念の歴代トップの売上は1996年の約875億円です。歴代トップの売上をもってしても宝くじの売上の平均の7割程度。
競よりも宝くじの方が馴染みがあり、購入できる場所も多いためでしょう。
しかし、年末ジャンボの売り上げは近年、右肩下がりに対して、有馬記念の売り上げは増加しているのが分かりますね。
年末ジャンボの配当金と当選確率
2017年の年末ジャンボの配当金と当選確率は以下の通り。
配当金
- 1等:7億円
- 1等前後賞:1億5000万円
- 1等組違い:30万円
- 2等:1000万円
- 3等:100万円
- 4等:10万円
- 5等:1万円
- 6等:3000円
- 7等:300円
当選確率
- 1等:0.000005%
- 1等前後賞:0.00001%
- 1等組違い:0.000995%
- 2等:0.0001%
- 3等:0.001%
- 4等:0.007%
- 5等:0.1%
- 6等:1%
- 7等:10%
当選した時の金額は大きいものの、その当選確率は極めて低く6等と7等を除き1%を下回っています。
有馬記念の配当金と当選確率
有馬記念の配当金と当選確率は以下の通り。
配当金
- 単勝:190円
- 複勝:110円・160円・520円
- 枠連:1600円
- 馬連:3170円
- 馬単:3810円
- ワイド:250円・1170円・2760円
- 3連複:5420円
- 3連単:2万5040円
- WIN5:1597万7850円
当選確率
- 単勝:6.25%
- 複勝:18.75%
- 枠連:2.78%
- 馬連:0.83%
- 馬単:0.42%
- ワイド:2.50%
- 3連複:0.18%
- 3連単:0.03%
- WIN5:0.0000005%
年末ジャンボに比べ当選した時の金額は小さいものの、当選確率が1%以上のものも多く、年末ジャンボよりも当選を狙いやすいでしょう。
有馬記念の中で1番当選確率の低いWIN5ですが、キャリーオーバー制度が導入されているため、最高額は6億円と年末ジャンボにも引けを取らない当選金額になる場合もあります。
年末ジャンボと有馬記念の還元率
購入者としては還元率が高いものを購入したいもの。
年末ジャンボと有馬記念の還元率はどのくらいなのでしょうか。
2017年の年末ジャンボは厳密に計算すると49.995%と半分ほど。年末ジャンボに当選しても当選金を受け取りに来ない人もいるため、実際の還元率はさらに下がっています。
年末ジャンボの還元率は以下の式で求めることが可能なので、毎年の還元率が気になる人は参考にしてみてください。
還元率=当選金額の合計÷60億(1ユニット2000万枚の合計金額)
一方、有馬記念に限らず競馬の還元率は約74%。
還元率だけで考えると年末ジャンボは購入時点で半分ほど、有馬記念は3割弱ほど損をしていることになります。
年末ジャンボと有馬記念の特徴
年末ジャンボは宝くじを購入した後は抽選を待つだけ。当選番号の分析のしようがなく、完全に運任せです。
購入するだけなのでやることが少ないので気軽ですが、受け身な印象を受ける人もいるのではないでしょうか。
一方、有馬記念は馬券を購入した後はレースを見つめることになります。
レースを見るというのも受け身ではありますが、年末ジャンボと違い、スポーツ観戦のように楽しむことが可能です。
競走馬は動物ですので、番狂わせがあるかもしれないと思えることが熱中できる理由の1つ。
競走馬と騎手任せなので運要素もありますが、コンディションや過去の傾向などから勝ち馬を分析することができます。分析によっては上記の確率よりも当選を期待できるでしょう。
それぞれの金額は年末ジャンボが1枚300円、有馬記念が1枚100円。
年内最後に自分の運に全てをかけて一発逆転を狙いたい人には年末ジャンボがおすすめ。
有馬記念は観戦を楽しみたい人や、掛け金によって払戻額が変わってくるので、最後の大勝負でスリルを味わいたい人におすすめです。